光熱費見直しで家計をラクに 子育て家庭が優先すべき5つのポイント
光熱費見直しで家計をラクに!子育て家庭が優先すべき5つのポイント
読者からの悩みのお手紙
36歳・小1と年中の子どもがいる共働きママ・ゆうこさん
なんとなく増えていく光熱費にモヤモヤしながらも、「子どもがいるから仕方ないか」と自分をだましだましやり過ごしてない? 我慢大会じゃなくて、仕組みを整えれば、子どもの快適さを守りながら家計もちゃんとラクにしていけるわよ。いっしょにサクッと整えていきましょ。
FP1級。生命保険会社を辞め、東京・銀座の片隅というか新橋でバーを営み10年。酸いも甘いも嚙み分ける”ゆかりママ”が、人生のお金の悩みにときに厳しく、ときに優しくお答えします。
ずばり結論!
ポイントは、「我慢大会」で家族を締め付けるんじゃなくて、「契約」と「使い方」と「習慣」をテコ入れすることよ。契約と暮らし方が今の家族に合っていないままだと、どれだけこまめに電気を消しても、根本的にはあまり変わらないの。
これから、わが家の光熱費が高いのかどうかを数字で確かめて、優先的に手をつけるべき5つのポイントをいっしょに整理していくわね。そのうえで、子どもの体調や快適さを守りながらできる季節別のコツと、浮いたお金を将来の安心につなげる方法まで見ていくから、気になるところから読み進めてちょうだい。
この記事を読んだら
わかること3つ!
- わが家の光熱費が「高いのか普通なのか」を、世帯人数別の目安と比較してざっくり判断できる
- 子どものいる家庭でも我慢しすぎずにできる、光熱費見直しの優先順位と具体的なチェックポイントがわかる
- 今日からできる行動と、浮いた光熱費を教育費や貯蓄に回すためのシンプルな仕組みづくりがわかる
光熱費見直し成功の
ロードマップ
通帳やクレジット明細、電気・ガスの検針票やマイページを開いて、直近数か月分の金額と使用量を確認する
電力会社・ガス会社・料金プラン・契約アンペア数など、「どこからどんな条件で買っているか」を整理する
エアコン・給湯・冷蔵庫などの大物家電と、断熱・窓まわり・生活習慣を見直して、ムダなロスを減らす
夏・冬・中間期ごとに「やることリスト」を決めて、年に数回の簡単な見直しを習慣にする
減らせた分をそのまま生活費で溶かさないように、教育費や貯蓄に自動で回る仕組みを用意する
目次
アドバイス一覧
光熱費見直しで家計をラクにするための基本の考え方
家計全体の中で光熱費をどう扱うかがスタートよ
多くの家庭が「電気をこまめに消さなきゃ」とか「お風呂の回数を減らさなきゃ」と、いきなり我慢の話に飛びがちなのよ。でも本当に考えるべきなのは、「家計全体の中で光熱費をどれくらいに収められたらラクになるか」という全体のバランスなの。
家計は、住居費・食費・通信費・保険料・教育費・光熱費…って、いろんな固定費と変動費がミックスされたひとつのお財布よね。その中で光熱費だけをいじめても、ほかのところがゆるゆるなら、結局お金は残りにくいの。
それに、光熱費は「ゼロにはできないけど、工夫すればじわじわ効いてくる」タイプの支出。だからこそ、家計の中でどのくらいを目安にしたいかを決めておくと、見直しのゴールがブレなくなるわ。
たとえば、手取り収入に対して光熱費がどのくらいの割合になっているか、一度計算してみるの。
1. 家計簿アプリや通帳で、過去3カ月分の電気・ガス・水道の合計額をざっくり出す
2. 同じ3か月分の手取り収入の合計も出す
3. 光熱費合計を収入合計で割って、ざっくりの割合を見てみる
ここで、「ちょっと高めだな」と感じたら、「じゃあまずは今より1割くらい下げる」とか、「季節のピーク時だけでも抑えたい」といった、自分なりの目標を決めるのよ。完璧な理想値を探すんじゃなくて、「うちの家計がラクになるライン」を決めるイメージね。
光熱費見直しは、単なる節約テクの話じゃなくて、「家計全体をラクにするためのひとつのパーツ」って考え方が大事よ。どれくらいまで下げられたら安心できるか、その感覚を先に持っておくと、このあとやる見直しの優先順位も決めやすくなるわ。
電気代の請求書だけ見て落ち込んでても、家計の全体図が見えてなかったら打つ手も見えてこないのよ。まずは「うちの家計にとっての光熱費の居場所」を決めてあげるところから始めましょ。
つぎは、わが家の光熱費が周りと比べてどうなのか、数字でざっくり確認していくわね。
わが家の光熱費は高い?世帯人数別の目安とチェック方法
感覚じゃなくて数字で見ると、やるべき場所がはっきりするのよ
「なんとなく高い気がする…」から一歩抜け出すには、世帯人数別の目安と自分の光熱費を比べてみるのが早道よ。
自分の家だけ見ていても、「この金額が高いのか普通なのか」って判断しづらいわよね。そこで役に立つのが、公的な統計データ。総務省の「家計調査」では、二人以上の世帯の消費支出の中に「光熱・水道」という項目があって、世帯構成別の支出の傾向が分かるの。
(出典:総務省「家計調査」)
もちろん、住んでいる地域や住宅のタイプによって差はあるけれど、「うちはピークのときに平均よりかなり上を行ってるな」とか、「年間を通して見ると意外と普通かも」といったヒントに十分なるわ。
今日やってほしいのは、次の3つ。
1. 直近1年分の光熱費を季節ごとにざっくり書き出す
春・夏・秋・冬ごとに、電気・ガス・水道の合計がいくらくらいだったか、通帳や明細を見てざっくりメモする。
2. 1番高い月と安い月の差を見る
「1番高い月」と「1番安い月」の差額を見てみると、光熱費が季節でどれくらい振れているかがわかるわ。
3. 世帯人数と照らして感覚をつかむ
自分の家が「大人2人+子ども2人」の4人家族なら、その世帯規模の平均的な光熱費のイメージと比べて、明らかに突出していないかざっくり判断する。
ここで「夏と冬だけ、平均よりかなり高そう」と感じたら、まずはその季節の対策から優先していけばいいし、「通年で高めだな」と思ったら、契約と家電・生活習慣の両方をじっくり見直す価値があるわね。
感覚だけで「高いかも」と悩んでいるより、1度数字でざっくり確認してしまった方がスッキリするわ。どの季節・どの月に負担が集中しているのかわかれば、次に手をつける場所も自然と見えてくるのよ。
数字と向き合うのってちょっと怖いけど、ここを越えた人から家計はラクになっていくの。ざっくりでいいから、1度「わが家のクセ」を覗いてみましょ。
次は、いよいよ光熱費見直しで優先すべき5つのポイントを、子育て家庭目線で整理していくわね。
子育て家庭の光熱費見直し 優先すべき5つのチェックポイント
削る前に「ここまでは守るライン」を決めるのが大事よ
子育て家庭の光熱費見直しで抑えておきたい5つの視点はこれよ。
1. 電気・ガスの契約アンペアと料金プラン
2. 電気とガスの組み合わせ(オール電化・都市ガス・プロパンガスなど)
3. エアコンと給湯の使い方
4. 冷蔵庫・照明・洗濯などの「毎日家電」
5. 家族の生活パターンと「つけっぱなし」「つけたり消したり」のバランス
ここでも、我慢で子どもを寒がらせたり暑がらせたりするのは論外よ。健康と快適さを守るラインをちゃんと残したうえで、ムダなところから順番に削っていくの。
優先順位は、「一度変えるとずっと効くもの」から。「毎日気を張らないと続かないもの」は最後でいいのよ。
契約や料金プラン、アンペア数みたいなものは、1度見直せばしばらく自動で効果が続くわよね。逆に、「家族全員にこまめな節電を徹底させる」みたいな方法は、最初は盛り上がってもすぐに疲れて元に戻りやすいの。
だからこそ、子育て家庭は「仕組みで効かせる節約」がメインで、「意識でがんばる節約」はサブに回すくらいでちょうどいいわ。
【具体的なアクション】
1. 契約アンペアと料金プランを確認する
電力会社やガス会社のマイページにログインして、契約アンペア数・契約プランの名前・時間帯別料金があるかどうかをメモして。日中ほとんど家にいない共働き家庭なのに、昼間の単価が高いプランを選んでいたりしないか、一度チェックしてね。
2. 電気とガスの組み合わせを整理する
オール電化・都市ガス・プロパンガスなど、何をどこから買っているかを紙に書き出す。プロパンガスの場合は、地域や会社によって料金差が大きくなりがちだから、料金表を改めて確認しておくと良いわ。
3. エアコンと給湯の「設定」を見直す
・エアコンは、夏は冷やしすぎず、冬は暖めすぎないちょうどいい設定を家族で決める。
・扇風機やサーキュレーターで空気を回して、設定温度を極端に上下させなくていいようにする。
・給湯温度を必要以上に高くしない、追いだきの回数を減らす。
4. 冷蔵庫・照明・洗濯などの見直し
・冷蔵庫の中を詰め込みすぎない。
・温度設定を「強」にしっぱなしにしない。
・LED照明への切り替えを検討する。
・洗濯はできるだけまとめて回し、乾燥機をフルコースで使いすぎない。
5. 家族の生活パターンに合わせた「つけっぱなし」と「こまめに消す」の線引き
子どもが勉強している部屋で、何回も電気をつけたり消したりするより、必要な時間は安心してつけっぱなしにして、その代わり誰もいない部屋はすぐに消すなど、家族でルールを決めるといいわね。
子育て家庭の光熱費見直しは、「子どもの快適さと健康を守るライン」を先に決めて、その外側のムダを削っていく作業よ。契約と設定を整えてから、最後に習慣を少しずつ変えていく。この順番を守れば、家族バトルを起こさずにじわじわ効く節約ができるわ。
光熱費をケチりすぎて、子どもが風邪ひいたら本末転倒よ。我慢させるんじゃなくて、「そもそも無駄に払っている部分」を探すのが大人の仕事。そこをサクッと片づけて、堂々とエアコンをつけてあげられる家計にしていきましょ。
つづいて、季節別にどこをどう見直すと効きやすいか、もう少し具体的に見ていくわね。
季節別に見直す光熱費|子どもの健康を守りながらムダを減らすコツ
夏と冬にバタバタしないように、前もって仕込んでおくのよ
光熱費の山場は、だいたい夏と冬。この2つの季節をどう乗り切るかで、年間の負担が大きく変わるわ。
夏はエアコン、冬は暖房と給湯で、一気に使用量が上がるのはどこの家庭も同じよね。子どもが小さいうちは、熱中症や冷えにも気を配らないといけないから、極端な我慢はできない。
だからこそ、「暑くなってから考える」「寒くなってから慌てる」じゃなくて、少し前の季節から準備しておくことが、家計と体調の両方を守るコツなのよ。
【具体的なアクション】
1. 夏前にやること
・エアコンのフィルター掃除をして、効率を上げておく。
・窓に遮熱カーテンやすだれを使って、直射日光を減らす工夫をする。
・寝室にだけは快適な環境を優先的に用意して、子どもの睡眠をしっかり守る。
2. 夏の過ごし方の工夫
・日中の一番暑い時間帯はエアコンをしっかり使い、その代わり早朝と夜は外気温を活かして換気する。
・エアコンの風が直接子どもに当たらない位置にベッドや布団を置き、設定温度だけで調整しなくていいようにする。
3. 冬前にやること
・窓際に断熱シートを貼る、すき間風をふさぐなど、冷気の入口をふさぐ。
・床にラグやマットを敷いて、足元の冷えを和らげる。
・給湯器の温度設定を見直しておく。
4. 冬の暖房と加湿
・エアコンとこたつ、電気カーペットなど、家にある暖房の中で「どれが一番効率がいいか」を家族で確認しておく。
・加湿器や洗濯物の室内干しで湿度を保ち、設定温度を上げすぎなくても暖かく感じられるようにする。
5. 中間期の「オフシーズン活用」
・春と秋の過ごしやすい時期は、暖房や冷房を使わない日を意識的に増やして、光熱費をリセットするチャンスにする。
・この時期にこそフィルター掃除や断熱の見直しを済ませておくと、次の山場で慌てなくてすむ。
季節ごとに「やることリスト」を決めておけば、毎年バタバタしなくて済むのよ。一度自分の家なりのルールを作ってしまえば、翌年からは確認と微調整だけで済むから、気持ちもお財布もだいぶラクになるわ。
暑くなってからフィルター掃除をしていたら、もう半分負けてるわよ! 季節が変わる前の準備ができる人から、光熱費はちゃんとコントロールできるの。未来の自分をラクにするために、今ちょっとだけ動いておきましょ。
最後に、見直して浮いた光熱費をどう家計全体の安心につなげるか、いっしょに整理していくわね。
浮いた光熱費を将来の安心につなげる家計の整え方
せっかく浮かせたお金をコンビニで溶かしたら台なしよ!
光熱費を見直しても、その分を毎月のちょっとしたお菓子や外食で全部使い切っていたら、貯金は増えないのよ。だからこそ、「減らせた分は、最初からなかったものとして扱う」仕組みを作るのが大事。
人って、手元にあるお金はなんだかんだ使っちゃうのよ。電気代が前月より抑えられても、「今月ちょっと安かったし、コンビニスイーツ買っちゃおうかな」ってなりやすいでしょ。
そこで必要なのが、浮いた分を生活費とは別の場所に自動で避難させるルール。これがあるかないかで、数年後の貯蓄額は大きく差がつくわ。
【具体的なアクション】
1. 「光熱費用の目安額」を一度決める
過去数か月のうち、一番高かった月と一番安かった月の中間くらいを参考にして、「このくらいまでなら許容」と思える目安額を決める。
2. 実際の請求が目安より下回ったら、その差額を別口座に移す
たとえば、目安を毎月の光熱費合計としてある程度決めておいて、実際の請求がそれより少なかったら、その差額を教育費用の口座や貯蓄用の口座に移す。額は小さくてもいいのよ。続けているうちに、ちゃんと積もっていくから。
3. 自動振替や先取りの仕組みを使う
給与が入る口座から、毎月決まった日に一定額を自動で別口座に移す設定をする。光熱費見直しで「このくらいは浮かせられそう」と見えてきたら、その金額を先取りの候補にしていくといいわね。
4. 浮いた分の「名前」を家族で決める
「この分は教育費用」「この分は家電の買い替え資金」みたいに、浮いたお金にちゃんと役割を与えると、無駄遣いしにくくなるのよ。子どもがある程度大きくなってきたら、いっしょに話すのもおすすめね。
光熱費の見直しは、それ単体で完結させたらもったいないのよ。減らせた分をきちんと別枠に移してこそ、「我慢した意味」が将来の安心に変わるわ。家計全体の中で、光熱費の改善をどう生かすかまで考えてこそ、本当の意味での見直し成功と言えるの。
光熱費を頑張って削ったのに、その分コンビニとネットショッピングを増やしてたら、ただの自分いじめよ。浮いたお金にはちゃんと行き先を決めてあげて。未来のあなたと子どものために、静かに働いてもらいましょ。
では、今日の話をぎゅっとまとめて、すぐできる宿題を3つだけ出しておくわね。
本日のおさらいと宿題3つ
【本日のおさらい】
光熱費見直しは、「我慢大会」じゃなくて、「契約・設定・習慣」を家族に合う形に整える作業よ。
まずは家計全体の中で光熱費の位置づけを決めて、世帯人数別の目安と比べながら、どこにムダが潜んでいるかを数字で確かめることが大事。
契約と季節ごとの準備をテコ入れしたうえで、浮いた分を教育費や貯蓄に自動で回す仕組みを作れば、家計は今よりずっとラクになるわ。
【本日の宿題】あなたがやるべき3つのこと
1. 直近3か月分の光熱費明細を出して、合計と使用量をメモする
電気・ガス・水道の金額と使用量を、月ごとにざっくり書き出してみて。ピークの月と落ち着いている月の差を見るだけでも、あなたの家のクセが見えてくるわ。
2. 電力会社とガス会社のマイページにログインして、契約プランを一度だけ確認する
契約アンペア数や料金プランの名前、時間帯別の料金があるかどうかをチェックして、紙かメモアプリに残しておきましょ。「何となく契約したまま」になっているところがないか、一度は目を通す価値があるわ。
3. 今月のうちに「光熱費で減らしたい額」と「浮いた分の行き先」を家族で一度話す
たとえば、「まずは毎月数千円くらい減らせたらうれしいね」とか、「減った分は子どもの習い事や教育費の口座に回そう」とか、ざっくりでいいから話してみて。目的が決まると、家族も協力モードに入りやすくなるのよ。
ゆかりママの
締めの甘辛ひと言
まあね、仕事に子育てにバタバタしてる中で、明細とにらめっこするなんて、正直気が重いわよね。疲れているときほど、「今日はもういいや」って電気もエアコンもつけっぱなしにしたくなる気持ちも、よーく分かるの。
でもね、その「なんとなく放置」を続けていると、将来のあなたはずっと光熱費と物価の波に振り回されっぱなしよ。子どもに「お金のことで心配させたくない」と思うなら、今ここで1回だけ、自分の家の光熱費とちゃんと向き合う時間を作ってあげて。
もし途中でめんどくさくなったら、そのときはまたここに戻ってきて。私が何回でも、甘く寄り添って、辛く本質をついて、最後は愛情たっぷりに背中を押してあげるからね~。
監修者
株式会社ソルブグループ
社員Y・Iさん
保険代理店である株式会社ソルブグループを含め、8年にわたり保険販売および資産形成のコンサルティングに従事。
オンラインや全国各地で年間10回以上のマネーセミナーに登壇した実績あり。現場で培った生の声をもとに、最新の金融知識を分かりやすく伝える活動にも注力している。
免責事項
本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、個々の状況や効果には個人差があります。また、光熱費に関する情報は現段階のものとなります。光熱費の見直しや最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。本記事の情報に基づいて生じたいかなる損害についても、当社は責任を負いかねます。
