育児・教育

2027年スタートの「こどもNISA」って何?子育て世帯はマストってほんと?|教えて!先輩ママFP

 

ニュースやSNSで「2027年からこどもNISAが始まる」という話題を目にして気になっているママやパパも多いのではないでしょうか?

「以前のジュニアNISAと何が違うの?」 「うちは学資保険に入ってるけど、やった方がいいの?」

そんな疑問を解消すべく、ライファージャーナル編集部員でFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持つ先輩ママに、子育て世帯が知っておくべきポイントを聞いてみました!

Q1:そもそも「こどもNISA」って何? ジュニアNISAと何が違うの?

編集部: 先輩! 2027年から「こどもNISA」がスタートするってニュースで見ました!昔あった「ジュニアNISA」と何が違うんですか?
先輩ママFP: そうなの! 2023年に終了したジュニアNISAが、子育て世帯向けにグッと使いやすくなって2027年に復活するの!
編集部: えっ、使いやすくなったって具体的にどういうことですか?
先輩ママFP: いちばん大きな違いは「払い出し制限(引き出しのルール)」。以前のジュニアNISAは「原則18歳になるまで全額引き出せない」という厳しい制限があったんだよね。
でも今回のこどもNISAは、12歳(小学校卒業・中学入学)以降なら、教育費などの目的で途中で引き出せるようにルールが緩和される予定なんだよ。
編集部: なるほど! 18歳まで完全にロックされるわけじゃなくて、中受の費用や高校・大学の準備など、本当にお金がかかる時期から解禁されるのは助かりますね!
先輩ママFP: そうなの! 小さい頃はしっかり貯めておいて、中学生以降の必要になったタイミングで教育資金に充てられるから、ママ・パパにとってすごく使いやすい制度に生まれ変わるんだよ。
編集部: ちなみに、うちの子も対象になりますか? 年間いくらまで預けられるのか、引き出しのルールとか基本スペックも気になります!
先輩ママFP: 現時点で判明・予定されている基本的な枠組みをわかりやすくまとめたよ!

こどもNISAの基本スペック(予定)

  • 対象年齢:0歳〜17歳(日本国内に住む未成年)
  • 年間の投資上限額:年間60万円(月5万円ペースまでOK)
  • 生涯の非課税保有限度額:600万円
  • 非課税期間:無期限(ジュニアNISAは最長5年だったのが無制限に!)
  • 引き出し(払い出し)ルール:原則12歳まで不可/12歳以降は教育費などの一定要件で可能
  • 18歳以降の移行先:自動で成人用NISA口座へ移行(そのまま非課税で運用継続OK!)
  • 名義・口座管理:子ども名義(親や祖父母が運用管理)

編集部: 非課税期間が無期限になって、18歳になったら自動で大人用のNISAへ引き継げるのもすごく便利そう!
先輩ママFP: そうなの! 中学・高校の入学準備や塾代で出費が増える時期に使えるし、18歳以降も課税口座に払い出されることなく成人NISAへスムーズにバトンタッチできるから、子どもの将来のための資産形成として一生モノで使えるんだよ。

Q2:子育て世帯はマストってほんと?

編集部: ネットでは「子育て世帯は絶対やるべき!」なんて言われていますけど、本当に我が家もやった方がいいのかな…?
先輩ママFP: 結論から言うと、「今もらっている児童手当をそのままスライド運用するだけ」で無理なく大きな教育費が作れちゃう可能性があるから、選択肢としておすすめって言えるかな。
編集部: 「児童手当をスライド」…ですか?
先輩ママFP: そう! 今、国からもらっている児童手当って、なんとなく銀行の普通預金口座に入れたままになっていない?
編集部: ギクッ…まさにそうです(笑)。
先輩ママFP: 今は昔と違って物価がどんどん上がっている時代じゃない? 銀行の普通預金にずっと置いておくだけだと、じつは実質的にお金が目減りしているのと同じなんだよね。
だからこそ、手持ちのお給料から無理してひねり出すんじゃなくて、「もともと無かったものとして、児童手当をそのまま『こどもNISA』に置き場所を変えてみる」。これだけで将来の教育費のベースが作りやすくなるんだよ!

Q3:実際にどれくらい増えるの?児童手当で試算してみた!

編集部: でも、お金の置き場所を変えるだけでそんなに変わるものですか? 実際の数字でシミュレーションしてほしいです!
先輩ママFP: お任せあれ! 0歳から高校卒業(18歳)までにもらえる児童手当(総額約240万円想定)を、仮に18年間ずっと「銀行預金」に置いた場合と、「仮に年利5%で運用できた場合(こどもNISA〜成人NISA)」で比較試算してみるね。

●銀行預金(仮に年利0.02%で計算):
18年後の想定総額:約240万円(ただ貯めただけ/差額 ±0円)

●こどもNISA活用(仮に年利5%で運用できた場合):
18年後の想定総額:約410万円(差額 +約170万円!)

※注)上記は児童手当(0〜18歳到達後の年度末まで・合計約240万円)を毎月積立運用したバックテスト・過去実績等に基づくシミュレーション値(仮定)です。17歳までは「こどもNISA」、18歳以降は自動移行される「成人NISA」でそのまま運用を継続した前提で計算しています。将来の運用成果を保証するものではなく、元本割れリスクもあります。また、手数料や税金等の詳細は考慮していません。

編集部: えええっ!? 仮に年利5%で運用できた場合、+約170万円の計算になるんですね!
先輩ママFP: そうなの!自分のお財布からは1円も追加で出していないのに、置き場所を変えて上手に運用できれば「私立大学の初年度納付金+1年分の授業料」に相当する額がプラスアルファで作れる計算になるんだよね。

Q4:良いことばかりに見えるけど、注意点やリスクはないの?

編集部: すごく魅力的に思えますけど、投資だからリスクや注意点もありますよね…?
先輩ママFP: もちろん!後で「こんなはずじゃなかった」とならないために、大事な注意点を3つ伝えておくね。

1、元本割れのリスクがある(投資に絶対はない)

NISAは投資だから、相場変動等により一時的に元本を下回る(減る)リスクがあるよ。だからこそ「18年間など長期間で運用してリスクを抑える」視点が大切!

2、12歳までは原則引き出せない

急にまとまったお金が必要になっても、12歳(小学生の間)は自由に引き出せない予定だから、生活費や急な医療費などは別の普通預金で確保しておくのが鉄則だよ。

3、制度の決定内容・詳細変更の可能性

こどもNISAは2027年スタートに向けて詳細が順次発表されている制度だから、今後の国の方針や議論によって一部の要件やスケジュールが変わる場合もあるよ。最新情報を常にチェックしておこうね!

Q5:昔入った「学資保険」はどうすればいい? 解約すべき?

編集部: リスクがあるなら余計に悩んじゃいます…昔入った学資保険はどうしたらいいんでしょう? 解約してNISAに一本化した方がいいですか!?
先輩ママFP: ううん、焦って解約する必要はないよ! 途中で解約すると解約返戻金が元本を下回って損しちゃうケースもあるからね。
編集部: よかった〜! じゃあどう考えたらいいですか?
先輩ママFP: 多くのママ・パパが取り入れている考え方として「学資保険×NISAの組み合わせ(ハイブリッド活用)」があるよ!

  • 学資保険: 元本保証で「確実に残したい安全枠」としてそのままキープ
  • こどもNISA: 2027年からの児童手当や、おじいちゃんおばあちゃんからのお祝い金を「増やす枠」として回す

「確実性を重視する守り」と「インフレに備えて増やす攻め」をバランスよく組み合わせるのが、リスクを抑えながら教育費を作るひとつの選択肢なんだよ♪

Q6:2027年に向けて、今からやっておくべき準備は?

編集部: 2027年スタートに向けて、今からできる準備ってありますか?
先輩ママFP:初めてだと「何から手をつければいいの?」って迷っちゃうよね。今からできる準備は、この3ステップで進めるとすごくスムーズだよ!

1、子どもの「マイナンバーカード」を準備しておく

NISAの取引には証券口座が必要だけど、こどもNISAの場合は、子ども名義の証券口座を作っておかないとね。開設のときには本人の確認書類としてマイナンバーカードが必須。スマホから申請してカードを作っておくと、後々の手続きが圧倒的にラクになるよ!

2、親が「ネット証券」の口座を作っておく(スマホで完結!)

こどもNISAの口座は、「親が取引している証券会社」で開設することがほとんどなんだよね。SBI証券や楽天証券などのネット証券なら、店舗に行かなくてもスマホ撮影とマイナンバーカードだけで口座開設が完了するからおすすめ!NISA自体が初めてなら、ママやパパ自身の口座で、月1万円からでも積立投資の感覚を掴んでおくとスムーズだよ。

3、各証券会社の「予約開始(事前受付)」をチェック!

新制度が始まる直前(秋頃・10月〜など)になると、大手ネット証券で事前予約受付が始まることが多いんだよね。親の口座を準備した状態で10月頃を迎えると、予約が始まった時にサクッと申し込めて乗り遅れないよ!

編集部: なるほど!「親がまずネット証券口座を作っておく」「子どものマイナンバーカードを用意する」の2つを今のうちにやっておけば、10月頃の予約受付や2027年のスタート時に慌てずに済むんですね!
先輩ママFP: その通り! スマホで準備できることばかりだから、隙間時間に少しずつ進めておこうね♪

まとめ

編集部: リスクや注意点も含めてしっかり理解できました! 予約開始(10月〜)の動きや準備も意識しながら、児童手当を活用して我が家に合った方法を考えてみたいです!
先輩ママFP: 教育費づくりは「リスクを正しく知って、早めに行動する」のが最大のポイント。「我が家の場合は学資保険とNISAをどう組み合わせたらいい?」「いくら積立に回せる?」と気になったら、ぜひライファーのFP無料相談で個別シミュレーションを試してみてね!

【この記事を書いた人:ライファージャーナル編集部】

監修者:株式会社ソルブグループ 社員/ファイナンシャルプランナーY・Iさん

保険代理店である株式会社ソルブグループを含め、8年にわたり保険販売および資産形成のコンサルティングに従事。

オンラインや全国各地で年間10回以上のマネーセミナーに登壇した実績あり。

現場で培った生の声をもとに、最新の金融知識を分かりやすく伝える活動にも注力している。

【ご注意・免責事項】

※本記事は、2027年導入予定の「こどもNISA(仮称)」に関する公表情報や議論をもとに、子育て世代に向けた一般的な情報提供および教育資金づくりのアイディア紹介を目的として作成したものです。特定の金融商品や運用方法を推奨・保証するものではありません。

※記事中のNISA制度の仕様・条件(対象年齢、非課税枠、払い出し制限、運用・移行方法等)は予定であり、今後の国の方針や法改正・税制改正等により内容やスケジュールが変更される場合があります。最新情報は金融庁や関係省庁の公式発表をご確認ください。

※シミュレーション値(年利0.02%、年利5%等)は試算上の仮定であり、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の投資には元本割れを含む運用リスクが存在し、時期や市場環境・選択する銘柄によって結果は変動します。

※具体の教育資金計画や資産運用、保険見直し等の決定にあたっては、ご自身の責任において判断いただくか、専門家へご相談ください

※無料相談を担当するファイナンシャルプランナー(FP)のご指名はできません。

【参考・参照データ】

・金融庁「NISA(少額投資非課税制度)」関連公表資料

・こども家庭庁「児童手当制度の概要」

・文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る初年度生徒等納付金平均額の調査結果」

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