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住宅ローンの変動金利で返済はいくら増える?利上げに負けない備えとは|教えて!先輩ママFP

 

ニュースで「日銀が追加利上げを決定」「住宅ローンの変動金利が上昇傾向に」という報道を見て、ヒヤッとしたママやパパも多いのではないでしょうか?

 「変動金利で借りている我が家はどうなるの?」「来月から返済額が増えちゃうの?」「育休中や時短で手取りが減っているのに、これ以上払えるかな……」

 そんな尽きない不安を解消すべく、ライファージャーナル編集部員でFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持つ先輩ママに、子育て世帯が知っておくべきリアルな影響と今すぐできる対策を聞いてみました!

Q1:そもそも「利上げ」って何? 変動金利や固定金利はどうなるの?

編集部: 先輩! ニュースで連日「日銀が利上げ」って流れていてソワソワしています……。そもそも日銀はどうして金利を上げているんですか?

先輩ママFP: ドキッとする言葉ばかりでニュースを見るのが嫌になっちゃうよね(笑)。 すごくシンプルに言うと、「モノの値段(物価)が上がりすぎて、お給料も少しずつ上がってきたから、世の中に出回るお金の勢いに少しブレーキをかけようとしている」のが利上げの理由なんだよ。

編集部: ブレーキ……ですか?

先輩ママFP: そう! 今まで日本はずっと「超低金利」にして、みんなが家を買ったり企業がお金を借りやすいようにアクセル全開にして応援していたの。でも、円安や物価高で毎日の買い物が大変になってきたよね。だから日銀が「金利を少し上げて、景気の過熱や急激な物価の上昇を落ち着かせよう」と舵を切ったんだよ。

編集部: なるほど! 物価高を落ち着かせるための対策だったんですね。でも、そのあおりで住宅ローンの返済額が増えるかもって言われているわけですね……。ちなみに、我が家のように「変動金利」の人だけが影響を受けるんですか? 友人は「全期間固定金利」で組んでいるんですが、その人たちも返済が増えちゃうんですか?

先輩ママFP: ここはハッキリ分かれるところ! すでに組んでいるか、これから組むかで状況が違うんだよ。

<金利タイプ別のリアルな影響>

  • ●すでに「全期間固定金利」で返済中の人:
     →【影響なし!】借りたときの金利が完済までずっと続くので、今回の利上げで返済額が増えることは一切ありません。
  • ●すでに「変動金利」で返済中の人:
     →【影響あり】日銀の利上げに連動して銀行の金利が見直されるため、将来的に返済額や金利負担が増える可能性があります。
  • ●これから新しく住宅ローンを組む人:
    →【両方影響あり】新しく借りる場合の固定金利・変動金利ともに、以前よりも金利設定が高くなっています。

編集部: すでに全期間固定金利で借りている人は、返済額が上がらないんですね! でも、世の中の約7〜8割が「変動金利」を選んでいると言われていますよね。変動金利の人は、来月からいきなり引き落とし額がドカンと増えちゃうんでしょうか!?

先輩ママFP: そこは安心して! 変動金利でも「今すぐ来月から引き落とし額が跳ね上がる」わけではないんだよ。住宅ローンの金利が見直されるのは通常「年2回(多くの銀行は4月と10月)」。さらに、実際の返済額が変わるタイミングにはクッションとなる仕組みがあるの。

Q2:よく聞く「5年ルール・125%ルール」って? 返済額が変わらなければ安心?

編集部: 先輩、ママ友から「変動金利には5年ルールとか125%ルールがあるから大丈夫だよ」って聞いたんですけど、これってどういう仕組みなんですか?

先輩ママFP: ここが「一番の安心ポイント」であり、「一番注意しなきゃいけない落とし穴」でもあるの! 分かりやすく整理してみよう。

<変動金利の基本ルール(元利均等返済の場合)>

  • ●5年ルール: 金利が上がっても、5年間は毎月の返済額が変わらない仕組み
  • ●125%ルール: 5年後に返済額を見直す際も、直前の返済額の「1.25倍」までしか上げられない仕組み

編集部: え! 5年間は毎月の引き落とし額が変わらないなら、ひとまず安心じゃないですか?

先輩ママFP: そこが落とし穴! 「毎月の返済額」は変わらなくても、「その内訳(元金と利息のバランス)」は裏でガラリと変わっているの。

編集部: 内訳……?

先輩ママFP: たとえば毎月10万円返済していて、以前は「元金8.5万円・利息1.5万円」だったとすると、金利が上がると「元金7万円・利息3万円」みたいに、利息ばかり払って元金が全然減らない状態になっちゃうの。

編集部: ひええっ! 見た目の引き落とし額が変わらないからって油断していると、元金が減らずに後ろにしわ寄せがいっちゃうんですね……。

Q3:金利が「0.5%」上がったら、毎月の返済や総額はいくら増えるの?

編集部: 実際に数字で見ると、金利が上がるってどれくらいの破壊力があるんでしょうか? 子育て世帯でよくあるローン額で試算してほしいです!

先輩ママFP: 借入残高がまだたっぷり残っている30代ファミリーを想定して、シミュレーションしてみよう!

<借入残高4,000万円・残り30年返済(元利均等返済)の場合>

  • ●金利0.5%の場合: 毎月返済額 約119,700円(総返済額:約4,310万円)
  • ●金利が「1.0%」に上がった場合(+0.5%上昇): 毎月返済額 約128,700円(総返済額:約4,634万円)
  • ●差額: 毎月 +約9,000円 の負担増!(総返済額で 約324万円 の増加!)

編集部: 月々約9,000円アップ……! 年間で10万円以上じゃないですか。子ども用のオムツ代や習い事代がまるまる吹き飛ぶレベルですね。

先輩ママFP: そうなの。「たかが0.5%」と思いがちだけど、住宅ローンは元本が大きいから、数千円〜1万円単位で家計にじわじわ効いてくるんだよね。

Q4:育休中や時短勤務で収入が減っている時期、どう乗り切ればいい?

編集部: とくにいま、産前産後や育休中、あるいは復職して時短勤務中のママは、手取りが数万〜十数万円減っているご家庭も多いですよね。そんなタイミングで利上げのニュースが重なると、精神的に追い詰められそうです……。

先輩ママFP: 本当にその通りだよね。育児だけでもヘトヘトなのに、家計の不安まで重なると胃が痛くなっちゃうよね。でもね、「育休中や時短の時期は、家計が一番タイトになる一時的な谷底」なの。

編集部: 谷底……ですか?

先輩ママFP: そう! 今は手取りが減っていても、子どもが大きくなってフルタイムに戻ったり、手が離れてパートの時間を増やせたりすれば、世帯年収はまた戻ってくる。だからこそ、この「谷底の数年間」は無理な繰り上げ返済を絶対にしないことが鉄則だよ!

編集部: え! 利息が増えるのが怖いから、手元の貯金をはたいて繰り上げ返済しちゃうのもアリかな、なんて思ったんですけど……。

先輩ママFP: 絶対ダメ! 手元の現金を減らしちゃうと、急な医療費や入園準備、家電の故障などのピンチに対応できなくなっちゃう。「手元の生活防衛資金(現預金)」はしっかり死守して、嵐が過ぎるのを耐えるのが一番安全な戦略なんだよ。

Q5:今からでも「固定金利」に借り換えるべき? そのまま様子見?

編集部: ネットを見ていると「今すぐ固定金利に借り換え!」派と「まだまだ変動金利のままでOK!」派がいて、どっちを信じたらいいか分かりません……!

先輩ママFP: 迷うよね。でも「どちらかが絶対に正解」ではなくて、「そのご家庭の性格と家計の体力」によって答えは真逆になるの。

<固定金利への借り換えが向いている家庭>

●「毎月金利のニュースを見るだけで胃が痛くなる……」という精神的ストレスをゼロにしたい人

●教育費のピーク(高校・大学など)が迫っていて、これ以上の出費増に耐えられない家計

<変動金利のキープが向いている家庭>

●金利差(変動と固定の差)を活かして、浮いた分を手元貯蓄やNISA運用に回せている家庭

●いざとなったら一部繰り上げ返済できる「まとまった余剰資金」が手元にある家庭

編集部: 「固定金利にする=安心料という保険料を払う」という感覚ですね!

先輩ママFP: まさにその通り! ただし、今は固定金利自体も以前より上がっているし、借り換えには数十万〜100万円規模の手数料がかかることもあるの。手数料を払ってまで乗り換える価値があるかは、必ずシミュレーションしてから判断してね。

Q6:金利上昇に負けないために、今すぐ子育て世帯ができる3つの対策は?

編集部: 漠然と怯えているだけじゃダメですね。金利の上昇局面に備えて、今すぐ私たちができる具体的なアクションを教えてください!

先輩ママFP: 今すぐできる家計防衛アクションは、この3ステップだよ!

1、住宅ローンの「マイページ」にログインして、現在の適用金利と返済内訳を確認する:

意外と「自分の金利が今何%なのか」を把握していない人は多いの。まずは直近の返済予定表を見て、残高と金利をチェックしよう!

2、「月1万円の金利上昇バッファ(予備費)」を家計の中に作っておく:

 将来の負担増に備えて、今のうちから「月1万円」を住宅ローン用口座や予備費口座に多めに残す習慣をつけておこう。慣れておけば、いざ引き落とし額が上がっても家計がびくともしなくなるよ。
 

3、固定費(スマホ・保険・サブスク)を見直して、住宅ローン以外の支出を絞る:

 住宅ローンの金利は自分ではコントロールできないけれど、格安SIMへの変更や不要な保険の整理なら、今すぐ月1〜2万円の浮遊資金を生み出せるよ!

編集部: 住宅ローンの利上げで増える分を、スマホや保険の見直しで相殺しちゃうのはすごく現実的ですね!

まとめ

編集部: 「今すぐ返済額が跳ね上がるわけではない」「手元の現金を減らさず、固定費の見直しで備える」というポイントが分かって、すごく心が軽くなりました!

先輩ママFP: 金利が動く時代だからといって、怖がりすぎる必要はないよ! 大切なのは、ニュースに慌てず、我が家のペースでできる備えをコツコツ進めておくこと。「我が家は固定に借り換えるべき?」「これからの教育費とローンのバランスが心配」と感じたら、ぜひライファーの無料相談で、家族に合った返済シミュレーションを試してみてね!

【この記事を書いた人:ライファージャーナル編集部】

監修者:株式会社ソルブグループ 社員/ファイナンシャルプランナーY・Iさん
保険代理店である株式会社ソルブグループを含め、8年にわたり保険販売および資産形成のコンサルティングに従事。オンラインや全国各地で年間10回以上のマネーセミナーに登壇した実績あり。現場で培った生の声をもとに、最新の金融知識を分かりやすく伝える活動にも注力している。

【ご注意・免責事項】

※本記事は、日本銀行の金融政策決定会合に伴う金利動向および一般的な住宅ローン制度の仕組みをもとに、子育て世代に向けた情報提供を目的として作成したものです。

※住宅ローンの金利タイプ(変動金利・固定金利)、見直し時期、適用されるルール(5年ルール・125%ルール等)や手数料は、金融機関やご契約内容によって大きく異なります。必ずご自身の借入先金融機関の契約約款や最新の金利情報をご確認ください。

※シミュレーション値(返済額・総返済額等)は試算上の概算であり、将来の金利変動や実際の返済額を保証するものではありません。

※具体的な借り換え、繰り上げ返済、保険見直し等の判断にあたっては、ご自身の責任において決定いただくか、専門家へご相談ください。

※無料相談を担当するファイナンシャルプランナー(FP)のご指名はできません。

【参考・参照データ】

 ・日本銀行「金融政策の基本方針・政策金利に関する公表資料」

 ・住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」

・各主要行「住宅ローン適用金利・基準金利一覧」

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