妊娠・出産

妊娠前に加入すべき保険~いつまでにどの保険に入るべきか?~

妊娠や出産について、自分は健康だから大丈夫だろうと考える人は多いと思いますが、実は子供を産むことは様々なリスクを伴います。そのため、万が一の事態に備えて民間の保険に加入する選択肢もあります。
今回は、民間の保険に入る場合、いつまでにどんな保険に加入したり、今の保険を見直したりすればよいのか詳しくお話しします。

妊娠の際のリスクについて

妊娠した場合のリスクについて詳しく解説します。
妊娠は100%安全なものではありません。程度はあるものの、多くのリスクを伴います。そのため、妊娠中に起こるリスクをあらかじめ知っておくことが大切です。これから、妊娠や出産で起こりえるいくつかのリスクを紹介します。

重症妊娠悪阻(じゅうしょうにんしんおそ)

重症妊娠悪阻は、悪阻(つわり)が重症化した状態をいいます。悪阻は一般的には妊娠5~6週目から始まる吐き気や食欲不振、嘔吐など消化器系の異常です。悪阻は全妊婦の50〜80%にみられ、人によって軽かったり酷かったりします。悪阻自体は大体の妊婦が経験しますが、悪阻が重症化して治療が必要な状態になるのが重症妊娠悪阻です。
これは、全妊婦の1〜2%に起こる現象で、ひどい嘔吐が続き、食事が全く食べられずに入院することもあります。入院中には輸液による治療などを行います。

妊娠中毒症

妊娠中毒症は、妊娠中期から後期にかけて起こる高血圧やむくみ、たんぱく尿などの症状です。妊娠中はほとんどの妊婦がある程度むくんだりしますが、妊娠中毒症では、1週間で0.5kg以上体重が増えたり、1日中ひどいむくみがあったりします。
血圧が最高140mmHg以上、最低90mmHg以上になると高血圧と診断され、頭痛や耳鳴り、目眩などの症状を伴います。たんぱく尿は、身体の必要やタンパクが外に流れ出てしまい、たんぱく不足になる症状です。

切迫早産

赤ちゃんは通常37〜42週で生まれてきます。37周未満で生まれてくることを切迫早産といいます。切迫早産の症状は、お腹がはったり、腰がだるい、おりものの異変や出血などがみられます。
切迫早産では、赤ちゃんの体の機能が成熟していないので、障害を持ってしまう可能性がありますが、最近の医療技術では高度な新生児医療を受けることができ、NICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児特定集中治療室)に数ヶ月ほど入院して治療してもらうことが可能です。

帝王切開

帝王切開は母親か赤ちゃんに何か問題が起きて自然に分娩できずに外科手術で赤ちゃんを取り出すことをいいます。帝王切開には2種類あります。帝王切開で出産した経験がある場合や、妊婦検診などで医師により自然分娩は難しいと診断されたときに手術の予定を決めて行う“予定帝王切開”と、分娩時に何らかの問題が起きて急遽手術を行う“緊急帝王切開”です。

どれくらい前から保険加入するべきか

民間の保険に加入すべき時期につい説明します。
妊娠中のリスクが不安だと思う方は、民間の保険加入を検討するのも選択肢のひとつです。妊娠後に何かあって入院した場合、保険に加入していれば、高額な医療費を保険料でまかなうことができます。保険加入を検討する場合には、妊娠前に検討しておくことをおすすめします。
また、保険の加入時期も妊娠をする前がおすすめです。妊娠中や出産した後は、保険の加入が制限されるケースが多くあります。保険によって条件は異なりますが、妊娠27週以降は加入できない保険が多く、仮に加入できたとしても異常妊娠・分娩が保証されないなど、条件がつけられることがほとんどです。
民間の保険に加入すれば、正常分娩での入院は保険の対象にはなりませんが、重症妊娠悪阻、妊娠中毒症、切迫早産、帝王切開などの異常妊娠・分娩は対象になります。
現在、妊婦の5人に1人が帝王切開で出産しているといったデータもあり、事前に医療保険に加入する妊婦さんは少なくありません。そのため、少しでもリスクを減らしておきたいとお考えの方は、民間の保険加入を検討してみてはどうでしょうか。

どれくらい前から保険加入するべきか

民間の保険に加入すべき時期につい説明します。
妊娠中のリスクが不安だと思う方は、民間の保険加入を検討するのも選択肢のひとつです。妊娠後に何かあって入院した場合、保険に加入していれば、高額な医療費を保険料でまかなうことができます。保険加入を検討する場合には、妊娠前に検討しておくことをおすすめします。
また、保険の加入時期も妊娠をする前がおすすめです。妊娠中や出産した後は、保険の加入が制限されるケースが多くあります。保険によって条件は異なりますが、妊娠27週以降は加入できない保険が多く、仮に加入できたとしても異常妊娠・分娩が保証されないなど、条件がつけられることがほとんどです。
民間の保険に加入すれば、正常分娩での入院は保険の対象にはなりませんが、重症妊娠悪阻、妊娠中毒症、切迫早産、帝王切開などの異常妊娠・分娩は対象になります。
現在、妊婦の5人に1人が帝王切開で出産しているといったデータもあり、事前に医療保険に加入する妊婦さんは少なくありません。そのため、少しでもリスクを減らしておきたいとお考えの方は、民間の保険加入を検討してみてはどうでしょうか。

妊娠前に加入すべき保険の種類

妊娠前に加入すべき保険について詳しく紹介します。
4種類の保険をピックアップして紹介していますので参考にしてみてください。

医療保険

医療保険は病気やケガ、手術など医療費の一部や全額を保証する保険です。契約者が何かの事情で入院した際には、保険で医療費がまかなえるので経済的な負担を減らせます。医療保険は公的な医療保険と民間の医療保健があり、公的な医療保険で足りない部分を民間の医療保健がカバーしてくれます。

女性保険

女性保険は医療保険に加えて女性特有の疫病や入院、手術をした際に保険が使えるものです。医療保険に女性特約を加えると、保障される内容が手厚くなります。例えば、医療保険で1日の給付金が5000円の場合、女性特約をつけていると、5000円に加え、特約からの給付金も上乗せされます。

終身保険

終身保険は一生涯にわたって家族を支えたい人におすすめです。終身保険は対象者が死亡した場合に遺族に保険金が支払われます。また、終身保険は、お金が貯まっていくシステムなので貯蓄性を利用して老後に備えたり、子供の将来に使ったり、将来のためにお金を貯めることも可能です。

学資保険

学資保険は子供の教育を目的とした保険です。契約時にお金を受け取る年齢を決め、毎月決まった額を支払うことで、決まった年齢にお金を受け取れます。また、万が一契約者に何かあっても、子供はお金を受け取れるので、子供の将来がしっかりと守られます。
以上の4種類の保険は、いずれも妊娠の異常妊娠・分娩時に適用されます。それぞれ詳しい内容は異なるので、商品をしっかりと検討した上で加入するのがよいでしょう。

妊娠・出産を機に見直すべき保険の内容

妊娠したあとは、家族がひとり増えるので、現在加入している保険の内容を見直した方がいいでしょう。子供が成長すると、今よりも多くの部屋が必要になったり、学費がかかったりと、将来的にいろいろなところでお金が必要になってきます。さらに、老後に子供の世話にならないことを想定した場合、老後の備えも必要になってきます。
そのため、妊娠したあとは、主に終身保険 (死亡保険)の見直しや学資保険の新規加入などを検討してみてはいかがでしょうか。
出産後は、生活そのものが大きく変わってきます。子供の成長とともに、必要なお金も増えてくるため、将来的なことも踏まえて、保険だけでなく今後のお金のことやライフプランについて、一度、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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