育児・教育

扶養内パートで2人目は無謀?働き方を変えず「教育資金」を貯める方法|FPと解消!暮らしとお金のモヤモヤ vol.2

扶養内パートで2人目は無謀?働き方を変えず「教育資金」を貯める方法|FPと解消!暮らしとお金のモヤモヤ vol.2

「もっと子どもと向き合う時間が欲しい!」と正社員を辞め、子育てが落ち着いたタイミングで始めた「扶養内パート」。

子どもとの時間も確保できて、暮らしのペースも掴めてきた……はずなのに、ふとした瞬間にお金の不安で心がザワついているのが、今回ご紹介する明日香さん(34歳)。

2つ上のパート先の先輩が2人目を妊娠したことや、4歳になる娘さんの「きょうだいと遊んでみたいな」というつぶやきで、そろそろ2人目を……と考え始めたものの、頭をよぎったのは家計の不安でした。

「今の扶養内パートの稼ぎで、2人目を望んでも大丈夫?」「本当は、扶養を外れてガッツリ働かないと厳しいのかな……」

今回は、お金の知識ゼロだった明日香さんが、ライファーの無料相談を通して「今の働き方のままでも将来に備えられる!」と安心感を得るまでのストーリーをお届けします。扶養内パートの正しい仕組みや教育資金のリアルが分かる、相談当日の模様を早速どうぞ!(※お客様の声を元に再構成しています。)

◆相談者のプロフィール&担当FP

明日香さん(34歳・仮名):地方都市在住のパート主婦(飲食店・週3日勤務)。4歳の女の子のママ。
涼太さん(35歳・仮名):明日香さんの夫。地元の会社員(年収約500万円)。優しく穏やかで子どもが大好き。妻の今の働き方を尊重している。
家計の状況:長女出産後に正社員復職するも、両立に悩み退職。半年前から近所の飲食店で週3日(扶養内・年収約100万円)のパートを開始。現在の生活には満足しているが、2人目を迎えた場合の教育資金や働き方に不安を抱えている。

山中さん(48歳・仮名):ベテランFP。大学生と高校生の2人の子どもを育てる先輩パパ。子育て世代のリアルな悩みに寄り添い、具体的なライフプラン提案に定評がある。

1、第1回相談:子どもとの時間は譲れない! でも「2人目」をあきらめたくない…

FPとの面談の様子

4歳の長女が幼稚園に通い始め、少しずつ自分の時間が持てるようになった明日香さん。自宅近くのファミリーレストランのボックス席で、担当FPの山中さんと初めて対面しました。

山中FP 山中FP
明日香さん、はじめまして! 今日は風が強くて大変でしたね。温かいお茶でも飲みながら、ゆっくりお話ししましょうね。
明日香さん 明日香さん
ありがとうございます! FPさんに相談するなんて初めてですごく緊張していたんですが、優しく声をかけていただいてホッとしました。じつは私、扶養内でパートをしているんですが……今日はいろいろとお聞きしたくて。
山中FP 山中FP
緊張なさらないでくださいね! 子育てしながらのパート、毎日本当にお疲れ様です。今回は今後のご家族計画や、教育資金についてのご相談と伺っております。
明日香さん 明日香さん
はい。私、上の子を産んだあとに一度正社員で復職したんです。でも、器用な方じゃないので、仕事と家事と育児で毎日パンクしちゃって……夫とも喧嘩が増え、悩んだ末に退職しました。
半年前から『子どもとの時間を最優先に』と決めて、週3日の扶養内パートを始めて。今はすごく穏やかに暮らせているんです。でも、最近そろそろ2人目が欲しいなと思い始めて……。
山中FP 山中FP
なるほど。お子さんとの大切な時間と、今後の家族計画ですね。旦那様は2人目について何とおっしゃっていますか?
明日香さん 明日香さん
夫も子ども好きなので『2人目、欲しいね』と言ってくれています。私の今の働き方も応援してくれているんですが……夫の年収500万円と、私の扶養内パート代だけで子ども2人を育てられるのかなって不安で。
パート先の先輩が2人目を妊娠したのを見て羨ましくなった反面、ネットで調べたら『扶養内は損』『教育費で破綻する』みたいな情報ばかり出てきて、頭がパニックになっちゃったんです。
山中FP 山中FP
情報があふれている時代ですから、不安になりますよね。でも大丈夫ですよ!そもそも明日香さん、『扶養内で働く』と言ったときに気になっている『年収の壁』って、具体的にどんな仕組みか整理できていますか?
明日香さん 明日香さん
えっと、103万円を超えると税金がかかって、130万円を超えると保険に入らなきゃいけない……くらいのイメージで、ちゃんと理解できていなくて。
山中FP 山中FP
なるほど! ではまず、その『扶養の壁』の正体をシンプルに整理してみましょうか!

◆ポイント解説:「103万・106万・130万円の壁」と手取りの関係

電卓と扶養控除等申告書

ここで、FPの山中さんが明日香さんに解説した「扶養控除」と「社会保険の壁」について整理しておきましょう。

1、「税金の壁(103万円・150万円)」とは?

年収103万円を超えると明日香さん自身に所得税がかかり始めます。また150万円を超えると、ご主人(涼太さん)が受けられる「配偶者特別控除」の額が段階的に減っていきます。ただし、税金の影響はそれほど大きくありません。

2、「社会保険の壁(106万円・130万円)」とは?【ここが超重要!】

一番注意すべきなのがこの壁です。勤務先の規模(従業員数51人以上など)によって「106万円」、すべての企業で「130万円」を超えると、夫の扶養から外れて自分で健康保険や厚生年金の保険料(年間約15万〜20万円)を払う義務が発生します。

3、注意すべき「働き損ゾーン」

年収100万円で働いていた人が、中途半端に年収120万〜130万円に増やすと、社会保険料が引かれて「働いたのに手取りが減る」という現象が起きます。手取りをしっかり増やすには、年収150万〜160万円以上を目指してガッツリ働く必要が出てきます。

明日香さん 明日香さん
ええっ!働いたのに手取りが減るゾーンがあるんですか!? じゃあ、私が中途半端に稼ぎを増やそうとすると、逆に損しちゃうこともあるんですね……。
山中FP 山中FP
そうなんです。だからこそ『無理に扶養を外れてフルタイム近くまで働く』か『今の扶養内をキープする』の2択で考えるのが賢いんです。明日香さん、もし今からフルタイム近くまで勤務時間を増やすとしたら、生活はどう変わりそうですか?
明日香さん 明日香さん
正社員時代みたいに、またイライラして娘や夫に当たっちゃうと思います……。子どもが小さいうちは、やっぱり今の『週3日パート』のペースを崩したくないです。
山中FP 山中FP
そのお気持ち、大切にしてください! 旦那様の年収が安定されていますから、無理に扶養を外れなくても、教育資金の貯め方さえ工夫すれば2人目を迎えることは十分可能ですよ。
次回までに、将来のお金の流れをまとめた『ライフプラン表』を作ってきますね。2人目が生まれた場合のパターンもいくつかシミュレーションしてみましょう!
明日香さん 明日香さん
本当ですか!『私がもっと稼がなきゃ2人目は無理』と思い込んでいたので、希望が見えてきました!

2、第2回相談:ライフプラン表で分かった、教育資金「本当の貯め時」

ライフプラン表と電卓で計算する様子

2週間後、同じファミレスで2回目の相談がおこなわれました。FPの山中さんは、事前に明日香さんから聞き取った家計データをもとに作成したシミュレーション資料をテーブルに広げます。

山中FP 山中FP
明日香さん、こんにちは! 前回のヒアリングをもとに、ご家族の『ライフプラン表』を作成してきました。今回は『今すぐ2人目を妊娠・出産した場合』と『少し期間をあけた場合』の2パターンで試算しています。
明日香さん 明日香さん
わあ、すごいです! でも、子ども2人を大学まで行かせるとなると、やっぱりすごくお金がかかりますよね? よく『子ども1人に2,000万円』とか聞くので、私のパート代(月約8万円)で足りるのかドキドキします……。
山中FP 山中FP
よく耳にする『2,000万円』は、日々の食費や服代といった22年間の『生活費』まで全部あわせた金額なんですよ。それらは毎月の給料からやりくりしていくので、前もって準備すべき純粋な『学費(教育費)』だけで見ると、公立ベースで1人あたり約1,000万円です。
書籍やネットの情報も18年間の総額ですから、一括で払うわけではありませんので安心してください。教育費のピークは『高校後半〜大学の4年間(約400万〜500万円)』です。
逆に言えば、小学生までの時期は『人生の貯蓄黄金期』なんですよ。
明日香さん 明日香さん
小学生までが黄金期! でも、具体的にどうやってその大学費用を貯めていけばいいんでしょうか?

◆ポイント解説:明日香さん家が目指すべき「無理のない教育資金づくり」

お金と角帽のイメージ

ここで、ライフプラン表をもとにFPの山中さんが提案した教育資金の準備ポイントをまとめます。

児童手当は「最初から存在しないもの」として全額隔離する
国から支給される児童手当は、高校卒業までに1人あたり約200万円(※制度改正等により変動あり)になります。これを生活費口座に混ぜず、専用口座へ自動振替するだけで、目標(400万〜500万)の約半分が自動的に貯まります。
残りの不足分は「NISA+変額保険」で毎月コツコツ育てる
残りの200万〜300万円は、明日香さんのパート代から「子ども1人あたり月1万〜1万5,000円」をNISAや積立保険へ回します。2人分でも月2万5,000円〜3万円程度。手取り月8万円のパート代からでも十分に捻出できる金額です。
ママの「働き方のステップアップ」は子どもが中学生になってから
子どもが小さいうちは扶養内パートで家庭の時間を最優先。教育費が本格化する10〜15年後(明日香さんが40代半ば)になったタイミングで、パートの出勤日数や時間を増やす「段階的な働き方」を選択すれば、家計が赤字になるのを完全に防げます。
明日香さん 明日香さん
児童手当って、全額貯めると200万円にもなるんですか!? 今までなんとなく生活費口座に入ったままになっていました。残りの分も、私のパート代から月2万〜3万円を積立に回せばいいなら、今の働き方のままでも全然できそうです!
山中FP 山中FP
そうでしょう!『自分がもっとフルタイムで稼がなきゃ』と追い詰める必要はないんです。今はお子さんとの時間をしっかり楽しんで、教育費のピークが来る10年後以降に少しずつ働きやすさを広げていけばいいんですよ。
明日香さん 明日香さん
なるほど!『今すぐ扶養を外れるか・あきらめるか』の二者択一じゃないんだって分かって、すごく心が軽くなりました。山中さん、今すぐ2人目のパターンと少しあけるパターンの比較表、夫にも見せて話し合ってみます!

●相談を終えた、明日香さんからのリアルな声

明日香さん

「教育資金に関する疑問にその場で答えていただき、新しい気づきがたくさんありました!『扶養を超えて無理に働かなくても、貯める仕組みを作れば大丈夫』と分かり、長年のモヤモヤが一気に晴れた気分です。また、今後の家族計画に対して『今すぐ2人目を迎えるパターン』『少しあけるパターン』など複数の案を提案してくれることになり、内容をよく比較・検討できると感じました。自分にあった提案をしてもらえて、本当に感謝しています。」

3、モヤモヤを解消して、納得のいく家族の未来を選ぶためにできること

リビングで過ごす家族

「もっと働かないと2人目は無理なのかな」「でも、子どもとの時間は絶対に削りたくない」 一人でスマホの画面を見つめながら、「年収の壁」や「教育費1,000万円」という言葉に追われ、答えの出ない葛藤を抱えていた明日香さん。

ライファーの無料相談を通じて手に入れたのは、単なる教育費の知識だけではなく、「今の自分たちの暮らし方を大切にしながら、前向きに2人目を望んでいいんだ」という確かな安心感でした。

子育てと仕事のバランスに正解はありません。世間の「もっと稼ぐべき」「扶養内は損」といった声に惑わされて無理な働き方を選び、家庭の笑顔が消えてしまっては本末転倒です。

だからこそ、客観的な「ライフプラン表」という我が家だけの地図を作ることが大切になります。 専門家と一緒に具体的な数字を並べてみれば、「いつ・いくら必要なのか」「今の働き方のままでどうやって貯めるか」という具体的なロードマップがはっきりと見えてきます。

まずは、「我が家のやり方で、子ども2人を育てられるかな?」「いつまで扶養内でいて大丈夫?」という日頃の小さなモヤモヤを、お金のプロにそのまま投げかけてみませんか?

プロと一緒に「あなたに一番合った毎月の積み立てペース」と「家族の理想の働き方」を整えて、もっと笑顔で前向きな未来をスタートさせましょう!

監修者

株式会社ソルブグループ

社員Y・Iさん

保険代理店である株式会社ソルブグループを含め、8年にわたり保険販売および資産形成のコンサルティングに従事。

オンラインや全国各地で年間10回以上のマネーセミナーに登壇した実績あり。

現場で培った生の声をもとに、最新の金融知識を分かりやすく伝える活動にも注力している。

※本記事は個人の体験談をもとに構成しており、相談内容や結果をすべての方に保証するものではありません。保険商品やNISAの内容・税制・統計データは時期により変動します。具体的な家計設計や資産運用については、専門家にご相談ください。

※無料相談を担当するFPの指定はできません。

※税制に関する記述は、国税庁および厚生労働省の「社会保険適用拡大」制度に基づいています。

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