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医療保険を見直そう!見直しのポイントと注意点、年代別のおすすめ保障も紹介

「医療保険」に加入していれば、病気やケガで入院しなければならないとき、手術や通院が必要なときに給付金を受け取れます。
そのため医療保険は病気やケガのリスクが心配な方にとって心強い存在ですが、「加入して終わり」ではなく必要に応じて見直すことが大切です。

この記事では医療保険を見直すべき理由や見直しのポイントと注意点を解説します。
また年代別のおすすめ保障内容も紹介するので、医療保険の見直しを考えている方、加入後そのままになっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

医療保険を見直すべき2つの理由

医療保険を見直すべき2つの理由
なぜ医療保険は見直しが必要なのか、2つの理由を詳しく解説します。

1.現状次第で必要な保障が変わるから

生活状況や家族構成などに変化があると、自分にとって必要な医療保障も変わっていきます。

例えば、病気やケガをした際に対応できるだけの貯蓄がないときは医療保険で備える必要がありますが、十分な貯蓄ができれば医療保険が不要になる場合もあるでしょう。
また、結婚して子どもができるなど家計を支える立場になれば、独身時代よりも手厚い保障が必要になるかもしれません。

ライフステージの変化に応じて医療保険を見直せば、不要な保障のために余分な保険料を支払ったり、逆にいざというときに保障が足りず困ったりするのを防げます。

2. 保険の保障内容は進化するから

医療技術の進歩とともに、医療保険の保障内容もどんどん進化しています。

例えば病気やケガによる平均入院日数は、右肩下がりに減少し続けている状況です。
厚生労働省の患者調査によると、1990年の平均入院日数が44.9日であるのに対し、2017年は29.3日と約35%も減少しています。
そのため最近では、日帰り入院でも給付金を受け取れる医療保険が増えてきているのです。

医療保険を見直さずに放置していれば、こうした医療技術の進歩に対応できず、必要なときに保障を受けられない可能性が高まります。
最新の医療保険の保障内容をチェックしつつ、必要に応じて乗り換えを検討しましょう。

今の医療保険の保障内容を把握しましょう!ポイントは4つ

今の医療保険の保障内容を把握しましょう!ポイントは4つ
医療保険の見直しの際は、現在加入している保険の保障内容の把握から始めましょう。
具体的には以下の4つのポイントに注目し、保障内容の過不足がないかチェックしてみてください。

  1. 給付金の種類と金額
  2. 入院何日目から給付金をもらえるか
  3. 支払限度日数
  4. 保障期間

1.給付金の種類と金額

医療保険の代表的な給付金の種類は次の3つです。

①入院給付金

入院日数に応じて受け取れる給付金。「入院給付金=入院給付金日額×入院日数」で計算されるため、入院給付金日額がいくらかをチェックする

②手術給付金

手術を受けた際に受け取れる給付金。どのような手術が対象となるのかを必ず確認する。入院を伴わない手術も給付対象となる商品ならより安心

③通院給付金

通院した際に受け取れる給付金。「入院前後の通院のみが対象となる商品」と「入院を伴わない通院も対象となる商品」があるため、給付条件をチェックしておく。

まずは入院給付金日額が適切な金額になっているかをチェックしましょう。
そのうえで「手術給付金・通院給付金は必要か」「どのくらいの金額が適切か」を検討するのがおすすめです。

2.入院何日目から給付金をもらえるか

最近では日帰り入院から給付金を受け取れる医療保険が増えてきていますが、「入院○日目から対象」のような給付条件が設定されている商品も多くあるため要注意です。

例えば入院3日目から給付金の対象となる医療保険は、日帰り入院や1泊2日の入院では入院給付金を受け取れません。
短期入院の保障が必要な方は、日帰り入院から給付金を受け取れるタイプの医療保険への乗り換えも検討しましょう。

3.支払限度日数

医療保険の入院給付金には、「1入院支払限度日数」と「通算支払限度日数」が設けられています。

「1入院支払限度日数」とは、入院1回あたりの給付金の支払限度日数のことです。
例えば1入院支払限度日数が60日の医療保険の場合、どんなに長く入院しても最大60日分までの入院給付金しか受け取れません。
また一度退院して再入院となったときでも、同じ病気やケガによる入院なら「1入院」としてカウントされるケースが多いです。

「通算支払限度日数」とは保険期間を通しての入院給付金の支払限度日数のことで、通算支払限度日数を超える分に関しては給付金を受け取れません。
通算支払限度日数は700日、730日、1,000日、1,095日など商品によって異なります。
定期型の医療保険であっても、これまでの入院給付金の支払日数を引き継いで更新されるのが一般的なため、通算支払限度日数が十分に残っているかチェックしましょう。

4.保障期間

医療保険の保障期間は、10年など一定期間に限られた「定期型」と、一生涯にわたり保障が続く「終身型」の2種類があります。

定期型医療保険は終身型よりも保険料が安く、更新時期に保障の見直しをしやすいのがメリットですが、更新のたびに保険料が上がってしまう点がデメリットです。

一方で終身型医療保険は、年齢によって保険料が上がることもなく、加入時の保障を一生涯キープできます。
ただし保険料は定期型よりも割高なうえ、自分で意識しなければ保障内容の見直しがなかなかできません。

定期型・終身型それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、自分に合う保障期間を見極めましょう。

医療保険を見直すタイミングと注意点

医療保険を見直すタイミングと注意点
医療保険の更新時期が迫っている方や「保険料が高い」と感じている方は、今すぐにでも見直すのがおすすめです。
自分にとって最適な医療保険に乗り換えれば、より安心感が高まったり保険料が安くなったりと大きなメリットを得られるでしょう。

また結婚や出産で家族が増えたとき、会社員から自営業に転身したときなど、家族構成や生活状況が変わったタイミングも医療保険の見直しに適しています。
なぜなら今加入している医療保険の保障内容が現状にマッチしなくなる可能性があるためです。

医療保険は、保障内容が自分の現状にピタリと合っていることが重要です。
保障が小さすぎれば万一のときの備えとしての機能が半減し、逆に保障が大きすぎれば月々の保険料負担が重くなってしまうので注意しましょう。

年代別におすすめする医療保険の保障内容

年代別におすすめする医療保険の保障内容
医療保険の適切な保障内容は、家族構成・貯蓄・職業・年齢などによって変わるため一人ひとり異なります。
自分で保障内容を決めるのが難しい場合は、FP(ファイナンシャル・プランナー)などの専門家のアドバイスを受けつつ判断するのが望ましいですが、なかなか時間を取れない方もいるでしょう。

そこで参考まで、おすすめの医療保険の保障内容を年代別にご紹介します。
医療保険の見直しを考えている方は、自分の年代におすすめの保障内容をチェックしてみてください。

20代におすすめの保障内容

20代は社会人になって間もない時期のため、まだ十分な貯蓄ができていない方も多いのではないでしょうか。

貯蓄が少ない状況で病気やケガをして入院となれば、入院・治療費だけでなく生活費工面に頭を抱える可能性があります。

そのため入院日数が何日であっても安心して治療に専念できるよう、日帰り入院から給付対象となる医療保険を選ぶのがおすすめです。
また、将来結婚したときや子どもができたときに見直しが必要になる可能性が高いため、「定期型」の医療保険を選ぶとよいでしょう。

30~40代におすすめの保障内容

30~40代は自分の家庭を持つ方が多くなる年代です。
病気やケガで入院し収入が途絶えれば、自分だけでなく家族の生活にも影響が出てしまいます。
生活費や子どもの教育費といった支出だけでなく、生活維持のために家事代行サービスを利用する可能性も想定したほうがよいでしょう。

そのため30~40代の方が医療保険を見直す際は、入院給付金日額を手厚く設定するのがおすすめです。
万一のときに対応できるだけの貯蓄が準備できていない場合は、必要に応じて手術給付金付きの医療保険を検討し、大きな出費に備えましょう。

50~60代におすすめの保障内容

50~60代は若い世代よりも病気を患うリスクが高いため、医療保険の保険料が高くなります。
また健康状態によっては医療保険に加入できない場合もあるため、「終身型」を選ぶのがおすすめです。
終身型の医療保険なら保険料が途中で上がることなく、一生涯にわたり保障が続きます。

また東京都福祉保健局の調査によれば、50代からがんの罹患率が急激に上昇するとされています。
がん治療は長期化しやすく、通院治療がメインとなるケースが多いため、医療保険の保障ではカバーできないかもしれません。
そのため50~60代の方は、医療保険と併せてがん保険への加入も検討してみるとよいでしょう。

まとめ

医療保険に加入しているだけでなんとなく安心してしまいがちですが、必要に応じて見直しを行い、適切な保障内容に整えることが大切です。
今加入している医療保険の更新時期が迫っている方、保険料が高いと感じている方、最近生活状況に変化があった方は、この機会に一度見直してみてください。

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この記事を書いた人

大渕ともみ
ファイナンシャルプランナー/フリーライター

福岡で活動するフリーライター。9年間の会社員生活を経て、仕事と育児の両立のため前職を2020年7月に退職し、同年8月にライターとして独立開業。

結婚をきっかけにマネー情報に興味をもち「教育費や老後資金を賢く準備したい」と独学で2級FP技能士の資格を取得。「お金はきちんと貯めてきちんと使う」がモットー。自身でも資産運用に取り組みながら、金融関連メディアを中心に執筆活動中。

好きな食べ物はお寿司のえんがわ。趣味はウィンドウショッピングと洋裁。活発な娘に翻弄される毎日。